【手術まで12日】「レッスンは登山」理論

私がこんなにゴルフにはまったのはラウンドレッスンをしているGEN-TENというスクールがきっかけです。それまでは月1~2回ラウンドして、「今日はパターが入った」「あのドライバー気持ちよかったなあ」と日替わりのゴルフを楽しむ、赤ティから平均100~120程度の「常識的な」ゴルフ女子でした。

それが、「レッスンを受ける」というファクターが加わったことで、「学んだことを体現するラウンド」の世界に足を踏み入れてしまいました。
課題→レッスン→レンジで練習→ラウンド→課題→レッスン・・・のループにハマり、すっかり「あたおか(頭がおかしい)」ゴルファーの出来上がりです。そんな「教えられフェチ」の私がレッスンを受けて上達していく過程で、「レッスンって登山みたいだなあ」という理論(というほど大したもんじゃないですが)を持つに至ったので、今日はその話。
(私と飲んだことある人は耳タコでしょうけどお付き合いください)

英会話でも、スキーでも、ゴルフでも、何かのレッスンで上(頂上)を目指すとき、最初は「初心者」としてふもとから頂上を眺めます。

まあ、トップオブトップは本物のプロだから無理だとしても、その手前の7合目とか8合目とか9合目って、ふもとから見るとあのあたり(半分から上あたり)は充分頂上に近くて、「まぁ、プロにはなれないとしても、あのあたりに行ければ十分だな」って感じます。

英会話なら「外人と流ちょうに笑顔でペラペラ話してる」とか「コブコブの急斜面もひょいひょい滑ってくる」とか「シングルハンデ」とか。「あの辺りにいけたら、さぞかし気持ちいいだろうな、強くてまっすぐのボールが打てて、ゴルフが楽しいだろうな、十分満足できるだろうな」って思うんです。
もう7~9合目はほとんど同じくくりというか、「あの辺」というイメージ。

ところが・・・上達して、いざ7合目に達して8合目を見ると、8合目って目も眩むほど高く、遠いんですよ。全然違うの。言葉通り「レベチ(レベルが違う)」。ふもとから見てた時は「7合目も8合目もほぼ一緒」って思ってたけど、とんでもない!厳然とした!差が!あるのです・・・でもその差がわかるのは、7合目に達したから。しかも、7合目から見ると、角度的に8合目と9合目は近く見える。「もう8合目にさえ行けたら9合目はちょっとの差だな」って思っちゃう。

でも8合目に達してみたら、もう絶望的に9合目って遠くて斜度が強いんです。上に行くほど斜度って強いから。上になればなるほど斜度が強くて難易度が上がっちゃう。
でも、それは8合目に達したから9合目の「すごさ」がわかるんです。もう9合目なんて遠すぎて。8.1合目とか、8.2合目でさえも「マジか・・・」っていう差。

よくシングルの人が「片手シングル(HDCP5以下)と両手シングルではもう全然世界違うから」っていうのもこれです。その差は歴然で圧倒的なのです。一緒にされちゃ困ります。

ここからは想像ですけど、きっと片手シングルの人たちは、「ハンデ1,2の人との圧倒的な差」を感じちゃってると思います。そしてそのハンデ1,2の人たちは「プラスハンデの人との圧倒的な差」を、プラスハンデの人は「プロとアマの差」を、プロの人は「普通のプロとトッププロの差」、トッププロは「PGAのプロと」・・・とマトリョーシカ状態。
私レベルからみれば、もう全部ひっくるめて「もうめっちゃくちゃゴルフが上手な人達」というになりますが、その差はこちらから見ると小さいようでそのレベルに行くと「大違い」なんだろうな・・と。

だから・・・結局こういうのって、永遠に満足できないんですよね。

ふもとにいたころ、のほほんと「あの辺りに行ければ十分だなあ・・・」って思っていた世界は、行ってみたら結局もっと上の人との「圧倒的な差」に打ちのめされる世界で。
でも、それは「そこに行った人」だけがわかる世界。だからこそ面白いし、チャレンジしがいがあるし、すごい人を尊敬できる。

その世界に連れて行ってくれる道案内としてのコーチが、一緒に上を目指す仲間が、目標になるゴルファーがいれば、より楽しく、心強い。
今はそんな世界にどっぷりはまってこんなことを考えています・・・というお話でした。
明日からはそのGEN-TENでゴルフ合宿@長野です。楽しみ~♪

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