皆さんこんにちは。いや、ホント彼岸を境にすっかり秋めきましたね。しばらくは半信半疑でしたが、ちゃんと秋っぽくなったやないかい。さすがやのう。さあ、ここからほんのちょっとの間(?)がゴルフのベストシーズンです。最近は天気的にも白黒はっきりしてるので、こんなサワヤカで心地よい時期はあまり長くない・・とあまり期待せずに過ごしているDr.ORANGEなのです。でも、この時期の良い天気のゴルフって本当に気持ち良くて、たまらないですね!ああ・・贅沢!って思っちゃう。
さて、前回は競技前の練習ラウンドについてお送りしたわけですが、今回はワクワクの当日(試合)編です。きゃー!緊張するー!今回の試合は2日間競技だったので、2日間続けて緊張するー!きゃー!とはいっても時間は来てしまうわけで。自分でお金払って参加しているわけで。
今日はそんな2日間をぎゅっとダイジェスト(主に1日目)でお伝えしたいと思います。
競技前には「競技開催要項」と言われるお知らせが届きます。メールの事もあるし郵送のこともあります。そこにはいろんなことが載ってて、競技のルールや組み合わせ、許可されている練習内容、クラブハウスの開館時間、レストランの使用可能時間、休憩時間etc…それを事前に熟読しておく必要があります。今回は5:30にクラブハウスが開館するってこととスタート時間が7:25と早かったことから朝イチでいく事に。5:00にホテルを出発してコンビニで朝ごはん買ってゴルフ場に。昨日下見を済ませているので勝手知ったるクラブハウス。準備して練習場に行きます。

クラブハウスにはホワイトボードがあって、様々な掲示物があります。注意事項やローカルルール、予選通過人数などが張り出されています。
競技開催要項で重要なことは「許可されている練習内容」です。「レンジで何球まで打てるか(ほとんどは1コイン25球)」「アプローチ練習してもいいかどうか」は要注意。今回もアプローチ練習場に「練習禁止」の立て看板が。知らずにやってしまうと失格になることもあるので重要です。パター練習しながらカートにキャディバッグを積まれるのを待ちます。キャディバッグ見て同伴者のクラブもチラ見。そのカートに来る人に自己紹介をしてますます緊張感が高まります・・・

そうこうしているうちにティーオフ(最初のティーショットを打つこと)時間が近づきます。
普通のプレーと競技の一番大きな違いはここかも知れません。スタートホールのティーイングエリア付近には必ずテントや小屋があり、スタート10分前くらい(前の組がスタートしたら)になるとそこに組全員が揃って競技説明&マーカー指定をする、という儀式?があるのです。テントや小屋の中ではスタッフが待ってます。まずは「本日のルール」の説明があります。ボールが泥だらけになったら拭いていいかどうか、とか使用するティーや杭(〇番ホールでシマシマティーを超えたら1ペナでドロップゾーン使ってもいい、など)の説明。次にマーカー指定。マーカーというのはスコアを記録する人の事です。競技では自分のスコアは自分ではつけず、同伴競技者名簿の次の名前の人がマーカーとしてスコアカードを預かってスコアを記入するのです。その際「(スコアカード)お預かりします」「よろしくおねがいします」など声を掛けると感じがいいですね。
その後、ピンポジションシートが配布され、お互いのボールを見せ合って「ブリジストン、ハートマーク付きです」「オレンジ色のスリクソンです」など同じボールが無いことを確認します。これが終わるといよいよ!スタートです。

プライベートラウンドでは「前の組が進んで、届かない位置に行ったらスタート」だと思いますが、競技ではスタート時間は厳守です。(遅れることはありますが)早く出ることはありません。時間になると競技委員により「はい、時間になりました。〇組スタートです。Dr.ORANGEさん、お願いします」とコールされます。それを聞いてティ刺してボール乗せて「1日よろしくお願いします」とメンバーに挨拶して打ちます。ここでコースに一礼したりするとかっちょいい!・・っていうかきちんとしてるなあって思うのですが、いつも忘れちゃう。てへ。
スタートしてしまえば、後は普通のラウンドと同じです。完全ノータッチなのと完全ホールアウト(どんなに短くてもOKは無し)なのが違うくらい。雰囲気がめっちゃギスギスしているかと思いきや、女子の試合は意外に和気あいあいです。メンバーにもよるのかも?ですが、私はこれまでほとんど気まずい(っていうか気まずい)雰囲気でラウンドしたことはあまりありません。
一度だけ「日本社会人ゴルファーズ選手権内閣総理大臣杯」という試合(男女混合というか女子は私だけだった・・)で、なぜか同組に私に敵意剥き出しのおっさん。朝、このおっさんは、他のおじさんとは談笑しているのに、私が挨拶してもガン無視。(なんでここにオンナがいるんだ、とでも思っていたのかも)
最悪なことに私が彼のマーカー。同じティー(青)からでラウンドだったのですが、このおっさんの調子が悪かったのもあり、どんどん機嫌悪くなり(私は逆に調子良かった)メンタル崩れてますますドツボに。「今(のスコア)は・・」「トリだよっ!!(怒)」(ですよねー)
カートでも私の隣には座らず(というかカートに乗れないくらいあちこち行ってた)、最後までプンスカしてたので気を使いましたね。ハーフで彼は帰っちゃいました。

女子の試合は基本的には和やかで、ホールが進むごとに各メンバーのキャラがわかってきて掛け合いになったり、冗談言ったり。でも不思議なことにお菓子の分け合いはしないですね。競技中に口にするものは試合ではデリケートだからかな?「へー、それなに?」「いいねえ、私も買ってみよう」とかの会話はあっても「あ、食べる?」とかは無いかも。たまたまかもだけど、私はないですね。

昼食は休憩時間が短い場合はみんなおにぎりやバナナを持ち込んでパパッと食べたりするけど、最近はしっかり休み時間をもらえる傾向があるのでレストランで食べることも多いです。ハーフでスコアを申告する試合もあります。パターの調子が悪い時は早めに済ませて練習グリーンでパタ練したり。ちなみにどんな試合でも、中休みでアプローチ練習やレンジなどで球を打つと失格です。
後半はだんだん緊張感が高まって一打一打を慎重になるので少しプレー時間が延びます。
ホールアウトすると、通常のラウンドと同様にクラブ確認したり足をエアガンできれいにした後、「アテスト」という超重要な作業があります。よくプロの試合でもウィニングパット決めて喜んだあとに「この後アテストがあります」などとアナウンスありますね。競技はこの「アテスト」終了までが競技なのです。月例競技とかでも必ずあります。
終わったら「アテストエリア」というテーブルとパイプ椅子4つが置かれている場所に座ります。そして預かってるスコアカードの数字が間違いないかどうか照らし合わせ、相違がある場合は4名で確認し合い、修正します。スコア確認が終わったら「マーカー署名」欄に自分の名前を記入し、そのカードを本人にかえします。自分のスコアカードを受け取ったら「競技者署名」「日付」などを自分で記入したら並んでる競技委員に提出します。競技委員はそのカードのスコアをチェックして合計スコアなどに間違いがないか再度赤鉛筆でチェックしていきます。4人分のチェックが終わるまで全員で並んで待ちます。チェックが終わると「○○選手、○○選手、○○選手、Dr.ORANGE選手、スコア確認終了しました。お疲れさまでした」と言われるので、「ありがとうございました」とご挨拶。この挨拶をもってスコアが確定します。それぞれ荷物もって「明日も頑張りましょうねー」などと挨拶して解散です。
アテストエリアを出たら、スコアボード(ホールアウトしてアテストした結果がリアルタイムでわかる。ホワイトボードに名前を張り出されるタイプや、モニターに流れるタイプなどあります)の前で他の組にいた友人と「お疲れ~!!」と健闘を称え合ったり人のスコアに感心したり。私は1日目の同伴競技者の人(と同じゴルフ場メンバーの人たち)と同じホテルだとわかったので、みんなで夕食を食べる約束をしました。
そして・・・そうですね、アフター練習です。
練習場の情報もいろいろ交換しましたが、結局私達は前日と同じ練習場に。ここはゴルフの後だと練習料金がちょっと割り引かれる(昨日は気づかなかったよ!損した!)のが素晴らしいですね。トップトレーサーが標準装備されてることは前回書きましたが、そのメニューの中に「クラブ別距離」というのがあります。画面上クラブを選択して、5球打つと、そのクラブの安定性(距離や方向)を記録して、それを繰り返すことで距離の穴や安定性の悪いクラブを見つけることができます。ちょっと長野は高原のためか、ちょっと距離が思ったより飛ぶな?と思ったのでそのクラブ別距離を測ってみました。

みなさんも自分のクラブでこういうのを測定してみると面白いかもしれませんね!汗だくで練習した後はホテルに戻り、お風呂に入って集合場所へ。今日知り合った同伴競技者のSさんとその仲間たちと一緒に焼肉を食べました!

しっかり飲みましたが、明日は大事な2日目。マッサージガンで身体をケアして早めに就寝。
私は1日目に78と非常に良いスコアが出ちゃって3位に食いこんだため、翌日は最終組に配属されました。みんな上手い!!私は上級者の同伴競技者についていくのに必死で、あんまり記憶がありません・・?しかし、残り4ホールめ、くらいからカメラマンが同伴し、ずっと私達を撮影していたのと、最終ホールでパーオンしたのに、60㎝くらいのバーディパット4パットでダボ(涙)となったは一生忘れません。悔しい!!
とはいえ、この試合(東日本決勝)で私は5位タイで入賞し、全国決勝に進出しました。生まれて初めての全国決勝。うれちい!4つの大きな試合で3つ涙を飲み(そのうち2つは1打足りず)、今年はもうだめかと思ったこともありました・・これが最後のチャンスだったので、これでフリーランスになった甲斐があったってもんです。
全国の会場はなんと滋賀・・遠い!遠すぎる!・・・でもせっかくなので挑戦することに。全国決勝についても、また記事にできたらと思っています。ではまた~!!

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