【術後115日】女はカレーライス、男は炒飯?

Twitterで「女性は自分の”女性性”をオプションと考ている人が多いが、男性は自分の”男性性”を不可分だと考えている」というような投稿を見ました。はっ😳❗️としました。こういう考え、モノの見方と出会えるのがSNSの面白いところだなあ。

私なりにこれを解釈すると、女性は「自分(人間)」の上に「女性」という特性が乗っかってる。つまり自分がご飯だとすると「女性」というカレールーが掛かってるイメージ。それに対して、男性は「自分=男性」であり、自分と男性は分けられない。炒飯の様に自分と男性という特性を別で分けて考える発想は無い、という事なんだと思うのです。

「女性」性はオプションなので、その性能と期限に関して女性は敏感です。美しくあること、若くある事、女子力を磨くことは重要であり、その性能を磨くことで「女性」である事のメリットを最大限に引き出せる。男性からチヤホヤされる事はもちろん大事だけど、それ以上に「女性である事を楽しむ」ためにネイルやおしゃれ、ダイエットに没頭する。逆に言えば、磨けば磨くほど差が開く事もあり、そこ(女性性を磨く事)だけに集中しすぎる人も。
その一方で「彼は私のカラダだけが目当てなのでは」とか「自分は友達だと思ってても、すぐに告白される」という悩みは、若い頃あるあるです。女性としての評価とは別に、どこかで「本当の自分」や「私という人間」をわかって欲しい、評価して欲しいという渇望もあったりする。
「ご飯食べてもらうためにも、まずはルーが美味しく無いと。”カレー”ライスなんだから」的な発想です。人間関係の最終目的は「ご飯(自分という人間)」を食べてもらう事。

それに対して、男性は自分の「男性」性にあまり疑問を持たないというか。もちろん、モテる/モテないという意識はあるでしょうし、「モテるために男を磨く」というモチベはあると思いますが、人間関係の中で「オトコとしてではなく、人間として自分を認めて欲しい」と言う悩みを男性から聞いたことは、そう言えば無いのです。男性にとって「男性として認められる」事と、「自分を認められる」ことはほぼイコールなのでは・・?「モテる」という事も、周囲の男性と比較して勝つとか負けるとかの事であり、童貞なら「最初は風俗でもいいから自信つけて来い」というアドバイスが普通にされているわけで。

男性が女性を「性的に消費する」事にあまり罪悪感が無いのは、「(エロい)女性」の向こうに「人間」がいるとは思えず、見たまんま「エロい事をされるための存在」と捉えられてしまうのかも。つま「オンナ(性的な存在)」として扱われる事はむしろ嬉しいだろ?俺は性的に魅力があると言われたら超嬉しいから・・という発想。
でも、それは女性にしてみれば、それは「うわーこのカレーうまっ!あ、ルーだけで良いです。ご飯は要らないっす」と言われてる様なもの。男性の「この炒飯美味しい♡」=「米も具も味付けも全部が美味しい」とは違うんだよなあ。

パパ活や援助交際をする女性は自分と女性性を切り離して、「女性性」をお金に換えているつもりなのでしょう。でもその生活は、「自分はルーだけに価値がある」と自分で「人間としての自分」をどんどん毀損して、傷つけていく危険性も孕んでいると思うのです。

どうして男女でこの意識の差が生まれるのか・・?と考えると、「月経が始まって、終わる」「妊娠できる期間が限られている」という身体の特性が関係しているからかもしれません。もちろん、閉経したからといって、妊娠できなくなったからといって女性じゃなくなる訳では無いですが、閉経したら色んな意味で楽になったという人が私の周りにも多いのです。やっと「カレールーメインで評価される」時期が終わって、「人間関係は自分そのもの(ご飯)で最初から勝負できる時期になった」からなのかもしれないな、と。ルー無しでいいよね、って感じです。ここで、もともとルーに自信がある人は「美魔女」など美の追求を続けていく道を選んでいきます。でももう、それは「美のプロを目指す」趣味。なので結構イキイキしてます。

それに対して、男性は中高年に差し掛かると、どんどんいろんな意味で衰えて来る。炒飯の難しいところは何かひとつがダメになると、全体のクオリティが下がる事です。カレーはルーがおいしくなくなったら、ルー無しでご飯だけで食べられるけど、炒飯は切り分けられないから全部自信無くなっちゃう。「社会的地位」「仕事」「筋力」「性的機能」「毛根」・・中高年から老年にかけて、男性はいろんなものを失います。女性がルーを切り捨てる事でモードを切り替えて元気になるのに対して、元気なくなる男性が多いのはそういうところもあるのかも。バイアグラに固執する男性は、それ(性的機能)が自分を保つための手段なのでしょう。

1つのツイートで、すごく思考を刺激されました。
私が今回、乳房全摘をなんの躊躇も無く選択できたのは、「そもそも私のカレールー凝ったやつじゃなかったし」「結構若い頃からご飯で勝負してましたし」と、自分の「女性」性にあまり価値を置いてなかったからかなあ、などと考える、ゴルフの無い休日の朝(夕方からオンコール)なのでした。
皆さんはどう考えますか?こういう話、お酒飲みながらしたら楽しそうですね🍷
ではまた~!

※今回の話はあくまでも一般論で、LGBTQsの方を含め「自分はそうじゃ無い」という方もたくさんいる事は承知の上です。自分がつらつら考えたオリジナルの話なんで、もし不快に思う方がいたらごめんなさいです(先に謝っておくスタイル)。

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