【術後111日】初めての競技会体験(千葉レディス)

ついに来ました、この日が。千葉レディス会。
今回はDr.ORANGEのゴルフ競技会、初体験記をお送りしたいと思います(^^)。


「乳がんです」と宣告されて、1番最初に頭に浮かんだのはこの試合に出られるかどうか?という事でした。姉ヶ崎カントリー女子研修会からのスピンオフ?、木曜日に開催されるAL(姉ヶ崎レディス)会。これは年に1回の千葉レディス会(以下CL会)の選手選考会を兼ねているとのこと。まあ、自分には関係ないこと~♪なんて気にせず毎週参加していたら、「Dr.ORANGEさん、選手として11月のCL会に出てください」とまさかの御指名。
この(CL)会は関東倶楽部対抗戦ほどのガチの会ではないそうですが、一応倶楽部対抗戦の形式をとるとのことで、私にとっては「ええ?姉ヶ崎を背負って試合に出るですって?」の大緊張。「わわわわわかりました!」と答えたものの結構なプレッシャー。

でもその直後に乳がんの宣告。
せっかく選手に選んでもらったのに・・・出られないかも(><)
今回、私が頑張って早く復帰しようと思った一つの理由はこれがありました。姉ヶ崎Cは結構強豪クラブ。私ごときがその名前をちょびっとでも背負えるなんて名誉だな・・・と嬉しい気持ちも実は内心あったし、例えゴルフは出来ても「はぁ・・やっぱり病み上がりのあなたに試合は無理ね。辞退してくださる?」って言われるのは悔しい!って思っていたので頑張ったのです。

ま、ご存じの通り、予想以上にさっさとゴルフ復帰できてしまったこともあり、2回の練ラン@冨里を経て、いよいよ本番が来たというわけなのです!頑張るぞー!


そう・・・・この1週間(1か月)で最も寒く、最も天気が悪く(雨)、最も風が強かった11月15日。絶好のゴルフ日和やないかーい(泣)。
天気予報では「とにかく寒暖差が激しいので気を付けて!」「暖かい服装で」「生憎の雨」と天気予報士がこっちの気も知らず強調してくる。Yahoo!天気では11℃予想。どれくらい寒い?どれくらい雨?うーん難しい・・準備も難航。朝早く起きてフロントガラスにバシバシ打ち付ける雨粒をブルーな気持ちで受けながら成田へひた走る。冨里の練習用レンジは屋外。なので途中のナガミネゴルフセンターに寄り道し、朝練してから向かう。結構混んでて、女性も多い。こんな天候でゴルフする、ましてや事前に練習のはCLの選手くらいでしょうから、ちらちら見たりして。

冨里GC、今日は貸し切り!

この悪天候では、どこのゴルフ場もおそらくキャンセルの嵐だったと思いますが、ここはぎっちり32組の貸し切りです。入口には2人の警備のおじさんが土砂降りの中立ちはだかっており、事前に配布された駐車証を見せないと中に入れません。うわー厳重!駐車場も誘導のおじさんがいて、指示されたところに駐車します。クラブハウス入口も、体温測定も、受付も、ロッカーもいろいろ大混雑。
貸し切りだけあって、男性用のロッカーやトイレが選手用に開放されています(10個以上ある朝顔には衝立)。びっくりしたのは、男性用はトイレスペースがただっ広いだけでなく、トイレの個室も超ゆったりしているっていうか・・広びーろ!ゴルフ場の女性用のトイレ個室って、狭いっていうか左右も前も基本的にはギリギリなところが多いですよね?なのに男性用は横幅がゆったりドア2枚分以上あって、便器の横で軽くストレッチできるくらいのスペースがあるんです。驚愕の事実です。女性の方が色々と「上げたり下げたり」するし(あ、男性も個室の中では上げたり下げたりするのか・・)、手荷物も多いし、スペース要るのに・・これも男女差別なのでは?!などと用を足しながら試合前に無駄に義憤に燃えるのでした。

外は暗くてビシャビシャの雨。みんなレインウェア着ながら眉をひそめて空を見上げています。選手のほかにベージュのブレザーを着たお姉さま方やおじさま達(CL会の重鎮?競技委員?)があちこちで案内をしたり話をしています。冨里はグリーン周りがキモなので、アプローチ練習場に行くつもりでしたが、玄関でばったり会った同じ姉ヶ崎の出場選手のIさんに「Tさんからの伝言!アプローチ練習、しちゃダメだからね!絶対!」と念を押されたのでパターだけ持って向かいます。なんと、試合の時は、アプローチ練習は一般的にNGのことが多く、知らないで”1球でも”打つと失格なんですって。(決勝などは許可されることもあるそうですが)危なーい&厳しーい(汗)。教えてもらってよかった。

雨の中、パター練習。昨日自宅で練習したパッティングのチェックポイントを復習します。
うん、いい感じ。なんかイケそうなきがする~!私はアウトスタートの9組目。同組は千葉カントリーのWさん、万木城のTさん、佐原CのMさん、といろんなクラブの人4名でラウンドです。お互いに自己紹介。なんと、競技の時はコースの(普通の)スコアカードがもらえないんですよ。キャディマスター室にも置いてない。知らなかった・・。スタート前に困っていたらTさんが「練ランのときに2枚もらっておいたから1枚あげる」とくれました。いい人!ほんと、知らないことばっかり。
いよいよ!になると、小屋の中で注意事項とマーカー選定(WさんのスコアはDr.ORANGEさんがつけてください、と指名される)が行われ、一人ずつ名前を呼ばれて・・・いよいよティーオフ!

雨の中、沢山の競技委員や他の組の人にみつめられながらの緊張の記念すべき最初のドライバーは大プッシュ。びゅーん!と最初からまっすぐ右の林へ消えていきました。ひーん(泣)
・・でも、行ってみたら、隣のコースとの境界の斜面(隣側)にひっかかってくれてて、前は開いてる。ツイてるぅ!落ち着いて打った2打目はグリーン近くまで運べて楽々ボギー。とりあえず大けがは回避。そこからはショットがキレッキレで2ホール連続楽々パー。パターもバシバシ入ります。ウフフ・・・いいぞいいぞ?

と思ったのはここまで。
4番ホール(ショート)ではみんながウッドを持つ中、9番アイアンでバシッと近くにワンオン。よっしゃぁ、ここもパーもらったぞ?と思った直後、パターが突然の大乱調!!どうした、私??結局涙の4パットでダボ。
ここからパターが全く入らないゾーンに突入・・残り4~9ホールで16パットという大惨事(3パット1回、4パット2回)。どんなに寄せても入らない。ショットはいいんですよ、ショットは。飛距離も出て、「男の人でもなかなかここまでは来ませんよ・・」とキャディさんに言われたほどでした。結構距離もあるコースなので、みんなパーオンなんてとても無理。そんな中、ほぼパーオンかそれに準じるところまで行ける私はとても、とっても有利だったのですが・・・そう、ゴルフはスコアで競う競技。パターがダメなら結局ダメ!
しかも競技はスループレーなので、昼の休憩で気を取り直したり、ガソリン?注入したり、ランチ後にパター練習して落ち着いて検証する時間が無い、というのも地味に痛い。

皆さん経験あると思うのですが、パターっていったん入らなくなると、ますますしっかり打てなくなって、ボールがヨレて蹴られたりして入らない・・のループに入っちゃうんですよ。そう思って強く打つとパンチが入って大オーバー・・・・。頭ではわかっているのに治らない。
もう、メンタルも上がったり(よっしゃパーオン!)下がったり(とほほ、こんな短いの外した・・)、上がったり(ビッグドラ―イブ!)、とジェットコースターみたいで大変でした。
幸い、同組の方々はとてもフレンドリーで、ピリピリしたり意地悪されたりすることなく「惜しかったね」とか「ナイス」などの声もかけていただいたのが救いでした。

結局レインウェアは手放せず、色々な意味でストレスmaxのラウンドを終え、スコアは90(41パット泣)でヨロヨロとホールアウトした先では、先に上がった姉ヶ崎の先輩方が暖かく迎えてくれました。
「せっかくショットが良かったのに・・パター下手すぎて・・貢献できなくてごめんなさい・・・」としょんぼりの私を「無事で良かった」「楽しめた?」と慰めてくれました。自分が逆の立場になったら絶対こういう風に声掛けしようとココロに誓いました。

終わった後は表彰パーティなどもなく(コロナ前はあったらしい)、自由解散。私はお風呂に入って(雨の後なのに入浴している人はほとんどいない・・)帰りました。私的にはがっかりでしたが、他のメンバーのお陰もあり、なんとか姉ヶ崎は32組中5位と入賞を果たしたのでした!さすが!

後日、試合の話になって、「雨は降ったけど、予報で脅かされたほどは寒くなかったから、助かりましたねえ!」なんて笑顔で言ったら「え・・めちゃくちゃ寒かったし!カイロ貼っても寒くて寒くて・・」「みんなガタガタ震えてクチビル真っ青だったよ」と言われました。
ああ・・・ラウンド中、カートで「今日は雨だけど、寒くないのが救いですねえ(^^)!」と言ったらみんな静まり返ったのはそのせいか・・・。
私、ミートテック装着しているから寒さに強いんだった。忘れてた。てへ。

クラブ乾燥中。上の絵はお気に入りのバーニー・フュークス

初めての対抗試合、こんな世界があるんだなあって思ったし、もっともっと頑張らなくちゃって思ったし、緊張したけど楽しかったです。・・・てか、パター何とかしないと!!

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