<前回までのあらすじ>Dr.ORANGEが仕事を辞めてまでゴルフ競技生活を選んだ一つの重要な試合である倶楽部対抗戦。本人もやる気満々、チームメンバーも底上げすべく協力してくれて頑張るぞ!と張り切っていた矢先、本番16日前にまさかのギックリ腰!どうなるDr.ORANGE!!
ギックリ腰をしたことありますか?ある人ならきっと同意してくれると思います。
あの、「あっ!」となった瞬間、ぽつりと墨を落としたようにジワーンと、ズーンと差し込まれるような気の重くなるような痛み。そしてそこを中心に広がる周囲の筋肉の悲鳴!「やっちゃった・・・」と暗くどんよりした気持ち。
大昔、あれはまだ39歳のDr.ORANGE。初めての大大ギックリ腰の時は、雷に打たれたような衝撃、目の前の全ての色が消失し、完全に動けなくなり3日間寝たきりになりました。いつか再び歩ける日がくるとは思えないくらい、指を曲げるだけで腰に激痛が走り、首も動かせず、トイレに行くのに号泣しながら1時間かけて移動するような大惨事。生まれて初めて仕事を病欠し、人生の価値観が大きく変わったあの日。
「明日が必ず来るとは限らない。一瞬で明日が失われる可能性がある。だから今日という日を大切に生きなければいけない」という気持ちをずっと持つようになりました。
その時から、年に数回、そこまでではないものの、大小のギックリ腰と一緒に生きてきました。
「時間(スケジュール管理可能)もある、やる気もある、金も(ゴルフするくらいは)ある!誰も私を止められないのさ!しかし・・唯一私にブレーキを掛けることが出来る存在がある。それはギックリ腰である」
名言風に言ってみましたがどうでしょうか。
そんなわけで、ギックリ腰(以下GG)はこれまで何度も私(とゴルフ)の前に立ちはだかってきたのです。
去年もそうでした・・(遠い目)
気合を入れて臨んだKGA女子シニアの千葉予選。前の週に名古屋の実家に帰った際にGG→コルセットをして出場、1打及ばず涙を飲みました。CL会(千葉レディス会)も1週間前にGG。私は大切な試合の前にGGを発症するのがルチーンになってるのですよ・・涙。なんということでしょうか。すべてを持っているように見える(自己評価高すぎるでしょ)私ですが、こんな唯一にして絶対的な弱点を抱えているのです。人は私を「ガラスの腰をもつオンナ」と呼ぶのです。月影先生もびっくりです。「マヤ・・恐ろしい子・・・」
しかし!人間というのは学習能力があります。何度もGGを繰り返すうちに少しずつGGについても理解が深まったのです。チームORANGEの一員、神の手整体師のS先生も、もう慣れたものです。
今回、重要な試合の前とはいえ、16日というのはGGが充分に治るだけの日数の「筈」でした。過去の記録を見直してみても、これまで大体発症から1週間でゴルフができるところまで回復するのが常だったのです。なので、GG発症直後は青ざめたものの、どこか楽観的に構えていました。「ま、間に合うでしょ」と。治ってちょっと練習するくらいは余裕があるはずと。
ところが・・・今回は、1週間経っても日常生活にさえ支障があるほどのGGが継続しているではありませんか!去年の記録を再度見直しても、GG1週間後の試合にはでているのに・・あれ?どうして治らないの?酒も断って、ストレッチや神の手整体もそれなりの頻度で通ってる。コルセットもしている。
もしかして・・これはGGではないのか??ヘルニアとか、脊椎狭窄症とか、なにか致命的な病気なのでは・・と不安も募り、焦る私。朝のテレビ体操では「座ってるver.」しかできません。腰が痛いと何もできません。顔も皿もあまり洗いたくない(自分のからだよりも前に重心を掛けたくない)。
当然部屋も散らかっていくし食生活も日常も荒れていきます・・刻々と近づく運命の日。
神様達(倶楽部対抗チーム)のグループラインに「現状はこんな感じです。治療のために療養安静をしていますがまだ痛いです」みたいな報告をするのですが、気遣いのコメントの奥に感じるイラっと感。チクチク言葉が刺さります。そりゃそうですよ。みんなピりついている状態なのだから。
ちょうどその頃、サッカーのW杯のメンバーに故障中の三苫選手が外された、というニュースが報じられ、「三苫選手は私だ・・」的な心理状態にもなります。GGは精神状態にも悪い影響を与え、基本的には楽観的なDr.ORANGEですがネガティブな気持ちにもなるってもんです。朝、ベッドで目覚めた時は「あ、もしかして治ったかも?!」と思っても、起き上がって腰に垂直方向のGがかかると、「やっぱり痛い涙」としょんぼりするのが朝のルチーン。ゴルフの練習もできず、家でできるはずのパター練習なんてもっと無理。ひたすらコルセットを巻いて腰をさすりながらひょこひょこ歩いて山手線に乗って仕事に行くのでした。
刻々と迫ってくる試合の日。なかなか治らない腰にさすがに不安になり整形外科を受診しますが特に問題なしと言われてロキソニンだけ処方されました。一応「筋膜リリース注射」なるものを打ってもらいましたがあんまり芳しくなく、チッて感じ。
整体のS先生には「Dr.ORANGEさん、体中が力んで筋肉が硬いです。焦りやストレスが治りを悪くしてるかもしれません」と言われる始末。そりゃ焦るよ・・・(涙)焦るくらいは許してくれよぉ・・・1週間前(発症後10日)になってもまだ痛みが取れず。しかし、その翌々日位から腰痛が軽くなり、3日前の日曜日(5/17)には姉ヶ崎での強化練習に(コルセットがっちり巻きながらですが)参加することが出来ました。なんとかクラブは振れて、やっと明るい光が差したのです。ラウンド後にパター練習をしていたら神様達がやってきてショートパットの指導を賜りました。終わった後、前夜祭と称して神様たちとカラオケに行って楽しく盛り上がったのでした。

ゴルフは何とかできそうだけれど、5月に取り組むはずだったドライバーの飛距離アップも、アイアンの精度向上も、アプローチの距離感も、パターのスキルアップもできないままに本番を迎えることになってしまいました・・・(まだ完治してないからここで打ち込むわけにもいかないし)でも棄権せずにゴルフできるだけでも充分幸せ♡という気持ちで神様に感謝しつつ当日を迎えたのでした。
次回は本番!Dr.ORANGEは果たしてまともにゴルフができるのか???


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