【術後635日】久しぶりのぎっくり腰

お久しぶりです。前回の投稿で息絶え入院となった私の愛車ちゃんは思ったよりも入院期間が長く、帰ってきたのは4月21日でした。入院費用は20万円。ひー。しかも、帰ってきてからも何カ所か問題(ヘッドライトの電球が切れかけてたなど)があり、また再入院の予定です・・・まあ10万キロ以上なので色々悪い所があるのは仕方ないけど、大好きな愛車ちゃんと一緒に過ごせないのは悲しい(T T)

そんなこんなで、気づけば4月も後半に差し掛かっており、もうGWも目前!5月の倶楽部対抗に向けて、みんなのギアも上がってくるってもんです!私もレンジに行く頻度も上がってきて、色々とゴルフスイングの質を上げるべく、ああだこうだと研究がてら試していました。そんな日々のなか、ある週末(4/19-21)は私のメイン学会が関東であったため、久しぶりにNO GOLFの週末を過ごしたのです。
そして月曜日は朝から仕事→そのまま当直。
この週は、ちょっとスケジュールに変更がありました。
ちょっと職場でイヤーなことがありまして。「Dr.ORANGEの愚痴を聞こう!」と同じ職種の中年女医が集まってくれることになりました。そのメンバーのスケジュールの都合で、その会が水曜日に決定。本来、筋トレ(有能トレーナーの日向さんとまだ頑張っています)は通常水曜日なのですが、当直明けの火曜日に変更してもらったのです。

幸いなことに、比較的落ち着いていた当直明けの火曜日。外来を少し手伝った後、昼前に職場を出てジムに向かいます。「おや?Dr.ORANGEさん当直明けなのに調子いいんじゃないですか?」なんて言われてじっくり筋トレ。ランチを取って、まだ外は明るい。その前の週末にNO GOLFだった私は、ゴルフ不足になってたこともあり、こんな日は打ちっぱなしじゃー!ってことで、その足で打ちっぱなしへGO!最近取り組んている事をあれこれやってるうちに、また新しいことに気づいちゃったりして。
最近はレンジに行くたびに発見があって楽しいのだ。レンジで200球位打った後、近くにイオンモールがあることを発見して、イオンモールでプラプラして、食材買い込んだりしてごキゲンで帰宅。軽く飲んでシャワー浴びて寝ました。

翌日は水曜日。今夜は飲むぞー!と朝からルンルン(死語)な私。ところが、実は翌日の木曜日に有休を取得して「全日本女子シニアミッドアマチュアゴルファーズ選手権予選@千葉よみうり」に出場予定だったのです。その前日に飲み会っていうのもなんですが、もし酔っぱらって帰っても、翌朝ゴルフに行けるように、朝のうちにウェアを揃え、距離計の充電を確認し、目覚ましも朝5時にかけて、持ち物も揃えていざ出勤です。さ、お仕事お仕事♡

・・その瞬間は突然訪れました。
午前中、足を組んだ状態で(←これが良くなかった・・・!)患者さんの超音波検査をしてる途中、鼻がむずむず・・・「くしゃん!」と抑えめのくしゃみをした途端、左の腰に「ぴきっ」とイヤ~な痛みが・・・!あれ、これはマズいかも?と思いながらも、検査中なので何食わぬ顔で検査を続けます。
何とか検査を終えて患者さんが退室した後、「まずいまずいまずい・・!」と慌てて腰を伸ばしたりストレッチしましたが、案の定どんどん腰が痛くなってくる・・こ、これはわかるぞ。何度も経験しているワタシには、わかっちゃうのよ。やっちまったぁぁああああ!そう、ぎっくり腰です。明日は試合なのに!準備万端なのに!でも・・・とても無理。ゴルフ出来る状態じゃないくらい痛みが強くなってきます。ひー。

不思議なもので、あんまり腰が痛いと、「ゴルフしたい」って気持ちにならないんですね。やっぱりこういうのは健康の上に成り立っているのだ・・と、しくしくしながらこれは無理と判断し、「明日の競技に出場予定の者なのですが・・はい、アウト7:24スタートの・・・」と棄権の連絡。一緒に出場予定だったメンバー(彼女も倶楽部対抗の選手)にも連絡。「今、大事な時期だから無理して長引かせるのは良くないと思うよ・・」「そうだよね」などとやり取りしたりして。
あーもう!一瞬の油断が命取りだよ。有給を取り消して、「ぎっくり腰になったので、試合は棄権しました。明日は出勤します」と職場のみんなに伝えたところ、まあまあ喜ばれたのでした。

何とか1日仕事を終えて、自宅に戻ります。
痛いのは腰だけ、むしゃくしゃした気分は最高潮。飲み会には行けると判断し、雨の中友人の豪華マンションへ。愚痴や人の悪口を言うときにはジャンキーな食べ物がよく似合う・・ってことでピザパーティです!明日の競技も無くなったことだし、心置きなく飲んでやる!ってことですっかり中年女医たちで盛り上がり、遅くまで飲めや愚痴れやと楽しく飲みましたとさ。悔いはない。

翌朝、無駄に朝早く5時に目覚ましのアラームで起こされ(ゴルフのために前日仕掛けてた)、腰の状態を確認すると・・やっぱり痛いし!でも仕事には支障なかったので、腰にがっちり腰痛ベルトを巻いて、出勤。予約外外来(予約しないで飛び込みで来た人の外来)を担当。すると、92歳のご高齢の女性が受診されました。
いろいろ本人の訴えを聞いているうちに「私もこう見えて、昔はゴルフで鳴らしたスポーツウーマンだったのよ」と。「ええ?ゴルフされてたんですか?私もするんですよ」「あら、そうなの?どちらの倶楽部?」なーんて病気そっちのけで盛り上がっちゃって。
その方は昔は何度も全国大会で優勝してて、試合に出るために全国各地を飛び回っていたそうです。
プロアマに招待されたり、ゴルフ番組にゲストで呼ばれたり、ゴルフウェアのCMに出たりした超レジェンドパイセン女子ゴルファーだったのです!(ネットで検索したけど、おそらく昔過ぎたようで、データとしては残ってなかった)。「私達の頃は、ゴルフやる女子なんて、みんなキャディ上がりとかでごっつくて男か女かわからないのばっかりだったの。ヒサコでさえ、マシな方だったのよ」(・・・・久子ってもしかして樋口久子プロ・・・ヒサコ呼ばわり・・・)「ああ、あの頃は華やかで本当に楽しかった・・・それに比べて今は孤独なおばあちゃんよ・・」なんて言ってましたが、92歳で背筋はしゃんとしてるし、会話もテンポよく話すし、さすがパイセン。病気は大したことなかったのですが、めちゃくちゃ長くお話しちゃいました(もちろんゴルフの話)。これも神様が可哀想に思って面白い患者さんを派遣してくれたのかな、とちょっとココロが慰められました。

夕方は早退して、予約が取れた整体院へ。「火曜日に当直明けに筋トレして、その足で打ちっぱなしで200球打って、シャワーだけ浴びて酒飲んで寝ました」「翌日、足組んでくしゃみしたらこうなりました」と自分で説明しながら「そりゃぎっくりになるわ・・」と自分の行動を反省。
なるべくしてなったこの悲劇を受け止めたのでした。愛車ちゃんも私も満身創痍。このぎっくりはGWまでに完治するのか?Dr.ORANGEの挑戦は続く!

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