【術後83日】お酒の功罪

一応フルタイムで仕事をしている身なので、こうやって日常が戻ってしまうとそ~んなに毎日エキサイティングなことや面白いことはありません。(まあ、色々な患者さんがいて、面白い話はそこそこあるのですが、個人情報ですし、そういう新鮮なエピソードを書くわけにはいかないのです・・・。充分寝かせて、もう個人が特定できないの話ならわんさかあるので、それはネタに困ったらちょくちょく出せるかもしれません)

そんな、職場と自宅を往復(たまにレンジに寄って練習)する毎日ですが、そんな私の楽しみが、そう、お酒です!・・・といっても皆さんが想像するほどガブガブ飲んでいるわけではなく(なんか家で一升瓶抱えてるイメージがあるようですが、そんなことはない)、食中酒として軽くレモンサワーやハイボールを楽しむ(時々食後もダラダラ飲むこともある)程度です。自宅には酒飲みの必需品、「ソーダストリーム」があるので、炭酸水は作り放題。ビールやワイン🍷日本酒は糖質が高いので、自宅でダラ飲みするのはなるべく控えています。(外で飲むときは自分に許可している)

以前の飲み会では「ワタシ、あんまり飲めません」という人もお付き合いで頑張って?飲んだりしていましたが、コロナ&高齢化?に伴って最近は飲まない人と飲む人がしっかり分かれるようになりましたね。飲まない人は最初から全然飲まないし、飲む人は(アルハラっちゅう言葉もありますし)人に無理に勧めることなく好きに飲む、というスタイルがしっかり確立された印象です(もちろん軽く1杯くらいなら美味しく飲める、って人は1杯だけ飲んで後はノンアル、とかもありますね)。良いことだと思っています。お酒は体質もありますからね。父の「酒好き」体質を受け継いだのは3人兄弟で私だけです。妹も弟もお酒、全然飲まないんですよ。遺伝子って不思議ですね!

「何のお酒が好きなの?」とよく聞かれますが、私は力強く「何でも飲みます!」と伝えています。
酒飲みの皆さんには同意していただけると思いますが、お酒は「その国の料理に合うように」作られていることが多いです。なので、刺身や酒盗などには日本酒が、日本の家庭料理や煮物とかには焼酎が、フランス料理やイタリアンにはワインが、韓国料理にはマッコリや韓国焼酎が、中華料理には紹興酒が「合う」のです。もちろん、なんにでも合うビールやレモンサワー、ハイボールなどはいろんな国の料理が出てくる系の飲み屋とかはそれが便利なんですけど。明確に〇〇料理、ってしっかりわかってるときはできればそうやってお酒と合わせると美味しいです。この「お酒が合う」っていう感覚は酒飲みだけの楽しみだなぁ・・なんて思います。料理の美味しさにお酒の美味しさが加わってちょっと得した気持ちです。あ、こんな風にわかった感じ出してますけど、詳しくはないのであるお酒でニコニコ飲めちゃうタイプです。銘柄とか全然詳しくないです。

「食事」だけだと(早食いってこともあり)15分くらいで食べ終わっちゃう私ですが、飲みながらだとだらだら話したりしてて2-3時間はあっという間。(まあ、女子はお茶しながらでも2-3時間は潰せるから、これはお酒だけのチカラじゃないけど)お酒は誰かと食事しながらゆっくり過ごすための強力なアイテムとも言えます。お茶よりも舌が滑らかに?なって話が弾んだり、楽しい時間になることも。「また飲もうね!」っていうのってなんか社会人っぽいし。

しかあし!
もちろんお酒は良いことばかりではありません。むしろお酒で失敗したり、恥をかいたり、えらいことになったりするデメリットも多々あります。そもそも太るし( ノД`)シクシク…
「覚えてない」という罠。私は昔、「酔っぱらって覚えていない」というのは記憶の「時系列の引き出し」にきちんとしまい忘れちゃってるから思い出せないだけで、どこかには保存されていて、死ぬときとかに走馬灯のように思い出すのかなぁ・・なんてぼんやり考えていました。
ところが先日脳科学者の中野信子氏の対談を読んだら、「酔っぱらっている時は、記憶装置自体がアルコールでバカになっているから記憶自体がなされていません」と断言しているではありませんか!


つまり、「テレビとしては映っているから、その場の処置は普通にできる(家に帰る、とか歯を磨く、とかはできる)が、ビデオ装置は動いていないので、記録(記憶)はされていない状態」なんだそうです。つまり、一夜限りのライブ!(記録なし)ってこと!
どんなに面白い話をしようが、秘密を聞こうが、ぜーんぶその場限り。もったいない・・・(その代わり、昔ある人と飲んで、なんかすごく嫌なことを言われてカウンターで号泣したような記憶があるが、何を言われたかも全部忘れたから、ノーカウント!といういい面もある)

まだ30代中盤のころ、こんなことがありました。
病棟で飲み会があって、一次会は楽しく居酒屋、次はスナックで飲んで、普通にスイカ使って自宅に帰って(記憶アリ)、翌朝健やかに目覚めて、サワヤカに仕事に行きました。職場で看護師さん達と「昨夜はお疲れサマでしたぁ♪」なんて、話していたら「先生って、カラオケ上手なんですね~!」と。


へ?カ・ラ・オ・ケ😳?昨夜、私は「1曲も」歌った覚えはない・・よくよく聞いてみると、居酒屋とスナックの間にカラオケボックスに行っていたんですってよ、奥様!スナック、実は3次会だったのです!
ガーン(死語)😱!2次会の記憶「だけ」がすっぽり無い!まったく無い!映画のフィルム🎞を繋いだように、自分の中では居酒屋→スナックで完結してる!スナック以降は全部記憶があるから気づかなかった・・・この時は背筋が寒くなりましたね・・・つまり、「記憶がない」事さえ気づけてない。
その頃はまだ若く、自分は「酔っぱらっても全部覚えているお酒に強い人」のつもりだったから、尚更ショックでした。まあ、そのうち、だんだん記憶が無いこともしっかりわかるくらいになって(脳細胞がばんばん死んでそうです)いますが・・・(コロナになってそんなにたくさん飲むことも少なくなりましたけどね。今でもたまにある)

飲まない人には「お金もかかるし、美味しいと思えないし、人格変わっちゃう人もいるし、そもそも覚えてないとか・・・お酒の何が楽しいんだかわからない」と思われてもしょうがないのですが、それでもやっぱり飲んじゃうんですよね。隙あれば飲んじゃうから(ゴルフにもお酒は欠かせない!)、仕事で当直とか、オンコール(自宅待機)みたいな休肝日があることはとってもいいことだな、と思う秋の夜なのでした。皆さん、ぜひまた飲みに行きましょう🍺

家飲み。この夏話題の白角でゆったりハイボール。

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